こんにちは!
代官山ぼたん美容室のノギワユウマです。
身だしなみやヘア、ファッションについて、YouTubeで誰でもわかりやすく解説しているので、ぜひご覧ください。
みなさん1度は市販のカラー剤で染められたことありますか!?
僕も高校生のときはよく市販のカラー剤で染めていたものです。
市販のカラー剤は髪の毛が痛むというのは聞いたことがある方もいると思うのですが、実際なにが違うのか僕の知識からまとめてみようかなと!
市販のカラー剤と美容院のカラー剤の違いとは!?
美容院でのカラーがなぜ市販に比べてダメージが少ないと言われているのか。
それは美容師の技術とカラー剤の成分によってダメージを最小限にしています。

技術ですが、髪の毛というのはクシなどで髪の毛を梳かしすぎたり、無理やり引っ張ることでダメージの原因になります。
水分やカラー剤を含んだときはなおさら、ダメージの原因になりやすいです。
市販のカラー剤でご自分で染められるときは、カラー剤を塗っているときに必要以上に梳かしてしまっている場合があります。

美容師はこの梳かすことをなるべく髪の毛にダメージを与えないよう細心の注意を払っているわけです。
さらにご自分で塗られると、塗るのにムラがあったり、特に後頭部に根元などの見えない部分が塗れていなかったりなどがあります。塗れていないと当然色が入らないわけです。
カラー剤の成分ですが、こちらは美容院のカラー剤とまるで違います。
健康な髪の毛というのは、弱酸性です。
カラー剤というのは、アルカリ性にすることで髪の毛の中にカラーの成分を入れていくわけです。
美容院でのカラー剤には、このアルカリ性にするための成分がアンモニアを使われているのがほとんどです。
なぜ美容院のカラーの成分はアンモニアなのか?

アンモニアというのは比較的空気中に蒸発しやすいため、健康毛である弱酸性になりやすいのです。
ですが、デメリットとしてアンモニアなので少しツンとするような刺激臭があります。
一方、市販のカラー剤というのはにおいが少ないものが多いですよね?
それはアルカリ性にするための成分がアンモニアが使われておらず、においがあまりしない成分を使うものがほとんどです。
そうすることでにおいは少なくなりますが、揮発性が少ないものとなりカラー後もなかなか弱酸性になっていこうとしないのです。
つまりずっとアルカリ性に傾いているため、市販のカラー剤は色が抜けるのが早いのです。
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美容院のカラーと市販のカラーのもう1つの大きな違いとは?
まず、髪の毛はカラーをすることで少なからずはダメージをするということはお分かりでしょうか?
カラーをして2ヶ月経った方がいるとします。
この方は根元の新しく生えてきた髪の毛(通称プリンになってるなどと言ったりしますよね?)より、2ヶ月前にカラーをした毛先の髪の毛の方が、必ずダメージがあります。
そしてカラーというのは、健康毛であればあるほど色が入りずらいのです。
根元にいけばいくほど、新しく生えてきた髪の毛なので健康毛に近づきますね。
ブリーチした髪の毛ほど綺麗な色が入るのが1番わかりやすいですかね?
なので、健康毛で色が入りずらいときはカラー剤のパワーも強くしなくては、色が入らないのです。
逆に、ダメージをしている髪の毛にはパワーを弱くして、なるべく髪の毛にダメージがかからないようにしても色が入るのです。(ダメージが0というわけではないです)

市販のカラーというのは、健康毛の根元の髪の毛だろうがブリーチを何度もしてすごくダメージをしてしまっている髪の毛だろうが同じように染められるようになっています。
つまり、健康毛も染められるようにパワーが強いように作られており、その同じ強いパワーのものでダメージのある毛先も染めているので、毛先に相当な負担がかかってしまい、ダメージにつながるのです。
ご自分で染められたとき、毛先すごいダメージしたな〜と感じたことありますか?
答えは意外とNOと答える方が多いでしょう。

僕も学生のときに自分で染めていたときはそんな感覚はあまりなかったです。
ではなぜ自分で市販のカラー剤で染めたときに、毛先にダメージがあると感じないのか。
それは、市販のカラー剤にはたくさんのコンディショナー成分が入っているために、カラーした直後の手触りが良いからなんです。そのため、市販のカラーでもそこまでダメージがないと感じてしまうのです。
手触りが良くなるなら美容院のカラーにもたくさんのコンディショナー入れればいいのに…..と思いますよね。
なぜかというと、美容院のカラーというのはいくつかのカラー剤を掛け合わせることで市販のカラー剤では売られていないような繊細で綺麗な色を作ることができます。
ですがコンディショナー成分がたくさん入ることでその美容院での繊細で綺麗なカラーの色が損なわれるのです。

カラーの表現の幅が減るともいうべきですかね。
話しに戻ると、美容院でのカラーではパワーが必要な健康毛と、あまりパワーが必要ない多少なりともダメージのある髪の毛に分けてカラーをすることで、ダメージを必要最低限に抑えることができます。
なかなか実験はできないですが、たとえば1年間美容院で染め続けた髪の毛と、1年間市販で染め続けた髪の毛を見比べると一目瞭然だと思います。
ちょっと長くなりましたが、ざっと書いていくと市販のカラー剤と美容院のカラー剤の違いはこんな感じでしょうか。
では〜
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